基礎

【簡単】英語脳の作り方を3ステップで解説【結論:イメージ化】

悩んでいる人
悩んでいる人

・そもそも英語脳って何?
・英語脳って本当に必要なの?
・英語脳の具体的な作り方を知りたい

こういった疑問に答えます。

 

本記事の内容

・英語脳とはなにか

・英語脳を作るべき理由

・英語脳の具体的な作り方3ステップ

本記事の信頼性

本記事を書いている私は英語歴3年目です。趣味で英語を始めて、今では海外の大学に在籍しています。

今回は、英語脳とはなにか、また英語脳の作り方についても解説していきます。

 

英語脳=英語を’’イメージ化’’して理解している状態

結論、私の英語脳の定義は「英語を’’イメージ化’’して理解している状態」です。

例えば日本語で「リンゴ」と聞くと、文字ではなくリンゴの’’イメージ🍎’’が思い浮かびますよね。また I love you.と聞いていちいち「私はあなたを愛しています」と訳して理解する人は少ないはずです。英語脳を作るとは、言い換えれば、このI love you.の感覚で理解できる英語を増やすことです。

これを聞いて「そんなのネイティブにしかできないよ」と思われるかもしれませんが、結論できます。

英語脳の作り方の根本の考え方

私たちが日本語を理解する時は、その日本語に結びついた’’イメージ’’で理解しています。

そして多くの日本人の英語を理解するプロセスは、下の図のように英語→日本語→イメージです。

 

英語脳ではこの日本語を介すプロセスを無くす必要があります。日本語はあくまでも意味のイメージを引き出すための仲介人でしかありません。つまり母語である日本語を利用してその英語の意味のイメージを引き出し、その後で日本語の介在を無くせばいいんです。イメージはつぎのような感じです。

 

 

英語脳を作るべき理由

結論として、作るべきです。

なぜなら、英語を日本語に訳して理解する作業は負荷が大きく効率が悪いからです。

例えば同時翻訳者の方の仕事は2〜3人が15分程度の間隔で交代しながらするそうです。理由は同時翻訳はとても負荷の高い行為だからです。

 

ライナス
ライナス
私自身、英語脳を知る前までは翻訳してしまう癖があり、すべて日本語で理解しようとしていました。

個人的な意見ですが、英語の日本語訳を考えるのはプロの翻訳家(作家・通訳)だけで十分だと思います。われわれ学習者は英語脳さえあればいいです。

ですが英語脳を意識し始めてからは日本語を介在させなくなり、英語力が格段に上がり、今では海外の大学に進学するまでに至っています。

ここまで読んだ方は、もしかすると「英語脳については分かったけど、実際むずかしそう‥」と思うかもです。

しかし問題ありません。

私も感覚を掴むまでは苦労しましたが、少し意識を変えるだけなので、慣れてしまえば無意識に英語脳になることができます。

なので繰り返しですが、英語脳は作るべきで、これは誰にでも達成可能です。

英語脳の具体的な作り方3ステップ

次の3ステップです。

ステップ①:イメージ化

ステップ②:精読

ステップ③:多読

ひとつずつ解説していきます。

ステップ①:イメージ化

このステップでは、イメージ化の感覚を掴むことが目的です。この感覚が分かればもう英語脳をマスターしたといっても過言ではありません。

イメージ化の練習は、’’文章ではなく単語ごとに練習する’’のが最適です。ちなみに私は英単語帳を使って練習しました。

 

イメージ化の手順

①英単語を用意する

②その単語の日本語訳を確認して、意味のイメージを思い浮かべる

③そのイメージを思い浮かべながら、英単語を見てイメージと結びつける

要するに、単語を覚えるときに最初は日本語訳を確認するけど、覚えるのはその単語のイメージということですね。

よく「リンゴなどの名詞はイメージしやすいけど、形容詞や副詞はどうするの?」と聞かれますがこれも同じです。形容詞や副詞の日本語訳を見たときに感じたイメージをそのまま英単語に結びつけてください。例えば私の場合、reckless(形容詞で「無謀な」)とすると、無謀と聞いた時に思い浮かぶ’’絶望感’’とか’’可能性のなさ’’みたいな感覚・イメージを結びつけて覚えています。

また単語帳にイメージの絵を書き込むのもおすすめですね。

ステップ②:精読

精読の目的はイメージ化を文章単位で練習することです。

このステップでは簡単な英文を使ってで練習します。

 

精読のやり方

①精読する教材を選ぶ

②英語脳を意識して読んでみる

③簡単な文章で繰り返し練習する

英語脳を鍛えるのが目的なので、難しい文章や単語が出でこないレベルの文章が最適です。

文法を学び終わっていない人は、先に終わらせると学習がより効率的になります。文法は覚えないといけない量が決まっているので、英単語学習より先に終わらせることができます。

ステップ③:多読

多読の目的はとにかく量を読んで英語脳に慣れることです。

 

多読のやり方

①多読する教材を選ぶ

②英語脳で読む

③とにかく毎日たくさん読む

多読はとにかく量を読むので、たくさんの素材を見つける必要があります。多読の優れた点は、自分の興味関心のある分野を選んで読むことができるところです。私は最初大好きなハリーポッターを選んで読んでいました。その後は好きなアーティストのインタビューや村上春樹の英訳本・海外のニュースサイトなど、とにかく好きなものを読み漁っていました。

多読の一番のコツは、とにかく楽しむことです。楽しければ継続できますし、なにより身につくのも早いです。

私の経験上毎日を2周間ほど続けると、英語力の変化に徐々に気づいてくるはずです。

まとめ:英語脳のススメ

私自身、英語脳の凄さに気づくまでは、英語が得意になれず好きになれませんでした。しかし、英語脳を作ってからは読むのが早くなり、聞き取れる英文も格段に増えました。今思えば私が英語初心者の頃にこのことに気づけていれば良かったなと思います。

 

最後にこの記事の筆者としては、みなさんが英語脳をマスターして英語を好きになってくれれば、これに勝る喜びはありません。みなさんの英語学習が良いものになりますよう願っています。