こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 洋書を読むために必要なこと3つ
- 洋書を読めるようになるためにするべきこと3つ
- おすすめの英語多読の素材・洋書
本記事の信頼性
- 筆者は英語学習歴7年目で、海外の大学に通う学生。
- 海外大学を生き抜くリーディング力と、英語多読1000万語突破。
上記のとおりです。
それでは洋書を読むためのロードマップで学習し、洋書を読めるようになりましょう!
洋書を読むために必要なこと3つ
洋書を読むために必要な要素3つ
①単語・文法
②英文解釈力
③英語脳
どれも重要な要素なので、1つずつ解説していきます。
①単語・文法
単語・文法は英語を読む上で欠かせない要素です。
次の英文を見てみてください。
I couldn’t believe you’d do something like that.
ここで”couldn’t”という単語の意味を知らなければ、「私はあなたがあのようなことをしたのが***」となりcouldn’tの部分が単なるノイズになってしまいます。
またもし全ての単語が分かっても、英文法が分からなければ「私は信じられない、そしてあなたはあのようなことをした。」などと意味を取り間違えてしまうかもしれません。正しくは「私はあなたがあのようなおとをしたのが信じられなかった。」になります。
このように英語を読むうえで、単語と文法の知識は欠かせません。
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②英文解釈力
英文解釈の定義は「英文解釈とは、英語の文章を品詞や節などの文構造を意識・把握しながら、意味のかたまりごとに前から順に処理していく作業のこと」です。
ですが私がここでいう英文解釈力は、「英文法の知識を使って実際に文章を読み解く力」のことです。英語は極論、単語と文法が分かれば読めるのですが、実際は英文解釈力がないと読むのが難しい英文もあります。
例えば
The amount of paper produced and consumed in our country is increasing every year.
意味は「私たちの国で生産され消費されている紙の量は年々増加している」ですが、もし最初のproduced and consumedをこの英文の動詞だと考えてしまった場合間違いになります。これは過去分詞で前の名詞を修飾していることに気づかなければいけません。
このように仮にこの文法知識を知っていたとしても実際に英語を読むときにこの文法が適用されていることにお気づかなければいけません。この適用されている英文法に気づく力こそが’’英文解釈力’’です。
要するに持っている英文法の知識が武器になったものが英文解釈力と思ってください。
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③英語脳
英語脳とは「英語を母語と同じようにイメージや感覚で考えること」です。
英語脳の手順:例:apple
- appleの意味をまず日本語で確認する
- その日本語から感じるイメージや感覚をappleと結びつける
- 介在させた日本語を脱落させる
appleは名詞ですが、名詞以外でもできます。例えばorganizeならorganizeの動作やイメージを結びつけます。単語単位で英語脳ができるようになってくると、文章になってもイメージや感覚で英語を理解できるようになってきます。
洋書を読むためにやるべき学習ロードマップ【3ヶ月】
ここからは3ヶ月で洋書を読めるようになるためにやるべきことを、1ヶ月単位で解説していきます。
洋書を読むための3ヶ月学習ロードマップ
1ヶ月目:単語・文法
2ヶ月目:英文解釈・英文を読む練習
3ヶ月目:英語多読
1つずつ解説していきます。
1ヶ月目:単語・文法
ここでの単語・文法とは「基礎的な英単語帳1冊(2000語程度)」と「英文法全て」です。
なぜかというと英単語は数がほぼ無限にあるので、まずは頻出の単語2000語を覚えます。反対に英文法は覚える量が決まっているためこの段階で全てマスターしておきます。
まずはこの2つを同時進行でマスターします。
英単語【基礎的な英単語帳1冊を完璧にする】
英単語帳は自分の好きなものをやればOKです。もし今すでに持っているならそれを使ってください。
右も左も分からないという人のために、私のおすすめを紹介しておきます。
私の英単語帳のおすすめ【1冊目】
- Stock3000・4500
Stockシリーズは関先生によって書かれた英単語帳です。Stockシリーズは2冊ありますが、Stock3000の単語がほとんど分かる方はStock4500から始めて大丈夫です。難しいと感じた方はStock3000から始めることをおすすめします。
Stockの最大のポイントは暗記ブースターです。ページの右に関先生による解説が全ての英単語にあり、語源や覚え方を解説してくれるのでとても覚えやすくなります。
単語帳を使った英単語の覚え方については【1ヶ月で2000語覚える】単語帳を使った超効率的な英単語の覚え方にて詳しく解説しています。
英文法【関正生先生のスタサプor書籍】
先ほど関先生の単語帳を紹介しましたが、個人的には英文法も関正生先生一択です。理由を箇条書きでまとめます。
関先生がおすすめ理由
- 英文法の核イメージを掴む説明で非常にわかりやすく、暗記の量が激減する
- 自分の好みに合わせて学習媒体がを選べる(スタサプ、書籍)
- 重要なところとそうでない部分の緩急をつけてくれて、授業のテンポがよく効率的に学べる
また関先生の書籍も使うことで学習効率が倍増します。
関先生の英文法の書籍
- 真・英文法大全(英文法書)
- 世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座
- 英文法ポラリス1・2・3(問題集)
書籍だけでも十分なほどクオリティが高いので、スタサプと迷われている方は一度本屋で手にとって見ることをおすすめします。
これらを1ヶ月でマスターすることが目標です。
2ヶ月目:英文解釈・英文を読む練習
単語と英文法を覚えたあとは、2ヶ月目の英文解釈と英文を読む練習に入ります。
英文解釈
英文解釈とは先ほど説明したように英文を読む上でとても重要な力です。英文解釈を学ぶには参考書を使うのがベストです。私が実際に使った参考書からおすすめを紹介します。
おすすめの英文解釈の参考書
- 肘井学 読解のための英文法
- 世界一わかりやすい 英文読解の特別講座
- 英文熟考 上下巻
取り組む順番はこの順番の通り①→②→③でやるのがおすすめです。
簡単な英文を読む
英文解釈と同時並行で進めるのが良いです。ここでは英語を読むことに慣れるのが目的なので、簡単な英語を読むことから始めるのをおすすめします。
そこで特に初心者の方におすすめの教材は「ラダーシリーズ」です。ラダーシリーズは英語学習者の方向けに書かれた本で、とてもわかりやすい英語で書かれています。またレベルが1〜5に分かれていて、自分のレベルに合ったものを選べます。
自分のレベルに合ったレベルのものからどんどん読んでみてください。
3ヶ月目:英語多読
3ヶ月目は先ほどの簡単な英文を読むの延長で、1・2ヶ月目で学んだことを使って、どんどん英語多読していく段階に移ります。
ここでおすすめの英語多読教材をいくつか紹介します。
おすすめの英語多読教材
- ラダーシリーズ
- 海外のネットニュース
- 子ども向けの小説(ハリーポッターなど)
英語多読のメリットは自分の好きなものを読めるという点です。私はハリーポッターが大好きなので、初めての英語多読教材に選びました。
英語多読のやり方については【100万語読んだ私が解説】英語多読の効果とやり方3ステップにて詳しく解説しています。
まとめ:洋書を読んで英語学習をブーストさせよう
いかがだったでしょうか。洋書を読めるようになれば、英語学習の効率が一気に上がります。
今回紹介した3ヶ月のロードマップを実践して、洋書を読めるようになりましょう!