基礎

【保存版】英単語帳Distinction2000を徹底解説

悩んでいる人
悩んでいる人

英単語帳Distinction2000を買おうか迷ってます。

Distinction2000がどんな単語帳で、どんな人におすすめなのか知りたいです。また具体的な使い方と実際に使った人の話も聞きたい!

こういった疑問に答えます。

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本記事の内容

・Distinction2000はどんな単語帳か

・どんな人におすすめか

・4技能を鍛えるおすすめの使い方5選

50周して英語力爆伸びした話

本記事の信頼性

また、先日に下記のツイートをしました。

 

この記事を書いている私は英語学習歴7年目で、現在は海外大学の学生です。

私自身このDistinction2000を50周以上しました。

こういった私が解説していきます。

英単語帳Distinction2000はどんな単語帳か

Distinction2000のキャッチフレーズは、「新しい英単語学習の始まり。」です。また本書は10人のネイティブと共同で制作されています。

 

ライナス
ライナス
著者Atsuさんの本気度がわかりますよね!

 

それではDistinction2000はどんな英単語帳なのかを解説していきます。

 

Distinction2000の基本構成

 

Distinction2000は大きく分けて3つのセクションで構成されていています。

 

Distinction2000の3つのセクション

・アカデミックセクション(Academic Section)

・プラクティカルセクション(Practical Section)

・スナップショットセクション(Snapshot Section)

それぞれのセクションの内容と役割について解説していきます。

 

アカデミックセクション(Academic Section)

ページをめくって左上にあるのがアカデミックセクションです。

ここでは学校教育の英語でよく扱われるフォーマルな英文が記載されています。見出し語を含んだ良質な英文で、よりアカデミックな内容の英語に触れることができます。

 

また英文の内容に沿ったイラストがあり、この絵を見ながら実際に英文をアウトプットする練習ができます。このアウトプット方法は英語脳を作るのにとても有効です。

英語脳については、【簡単】英語脳の作り方を3ステップで解説【結論:イメージ化】にて詳しく解説しています。

 

英文のレベルも高いのでリーディング力を鍛えるのに最適です。

 

プラクティカルセクション(Practical Section)

 次にあるのがこのプラクティカルセクションです。

ここでは一つの見出し語に対して、「意味」「発音記号」「例文」「類義語」「表現」などが記載されています。

 

注目してほしいのが’’例文’’です。この例文が従来の英単語帳との大きな違いで、かなり実用的(プラクティカル)な内容になっています。

 

著者のAtsuさんはもとより、従来の単語帳の例文では実際に使うイメージがしづらかったと語っています。この問題を解決するために日常生活でよく使われそうな例文がたくさん収録されています。

 

プラクティカルセクションに収録されている例文の例

・sound

Hey Gerge, can you do something about that horrible sound coming out of the speakers? (ねぇジョージ、あのスピーカーから出てるひどい音なんとかできないの?)

・prevalent

Smartphones have become so prevalent nowadays that you rarely see people with flip phones. (近頃ほとんどの人がスマホを使ってるから、ガラケーを使う人をほとんど見なくなったね。)

例文を見てもらうと分かる通り、実際に使われている場面がイメージできますよね。自分が今後使いそうな例文ばかりなので、より実践的なスピーキング力が鍛えられます。

 

スナップショットセクション(Snapshot Section)

毎チャプターの最後にあるのが、スナップチャットセクションです。

このセクションはさまざな場面での英語が収録されています。例えば大学の教授の会話、本のレビュー、インタビューなど多岐に渡ります。

 

さまざまな場面での英語に触れることで、より厚みのある英語力を育てることができます。

Distinction2000の特徴7つ

①アカデミックとプラクティカルのバランス

②40の学術的なチャプターテーマ

③全ての英単語に発音記号

④全ての名詞の可算・不可算を掲載

⑤自然なネイティブ音声付き

⑥洗練されたカバーデザイン

⑦Active Recall

上記の通りで、Distinction2000にはこだわり抜かれた特徴がたくさんあります。

1つずつ解説していきます。

 

①アカデミックとプラクティカルのバランス

Distinction2000のコンセプトの1つが「アカデミックとプラクティカルを最高のバランスで育てる」です。

 

そもそも英語には大学受験や専門領域で使用されるアカデミックな英語と、日常会話やビシネスで使われるプラクティカルな英語があります。この両方を育てることを目的としているのが、本書Distinction2000の大きな特徴の1つです。

 

②40の学術的なチャプターテーマ

本書は40のチャプターに分かれていて、テーマはどれも学術的な内容を扱っています。幅広い分野に触れることで視野を広げ、英語力を身につけたその先までを描けるようになっています。

例を挙げると、言語学、考古学、芸術、天文学などがあります。

ライナス
ライナス
どれも興味を引く内容ばかりで、私自身Distinction2000のかなり好きなところです。

 

③全ての英単語に発音記号

従来の英単語帳は発音記号が無いか、あっても見出し語だけでした。しかし本書では見出し語はもちろん、その類義語にも発音記号が掲載されています。また本書で採用されているのは世界基準のIPA式の発音記号です。これにより海外のコンテンツを参考にする際に最初から馴染めます。発音記号を用いた学習で英単語をより効率的に覚えられます。

 

発音記号に関しては著者のAtsuさんのブログ記事がとても参考になるので、詳しく知りたい方は【全てに音声付き】英語の発音を良くしたいなら「発音記号」を覚えようにてご確認ください。

 

④全ての名詞の可算・不可算を掲載

Distinction2000では全ての名詞に可算・不可算が記載されています。

 

英語には日本語にはない、英語を学ぶ上でとても重要な概念として「名詞の可算・不可算」がありますが、従来の英単語帳でこれについて書かれていることはありませんでした。

 

英単語を学び終わった後でこの重要性に気づき覚え直し、なんてことも多いです。しかしDistinction2000ではそれが起こりません。

 

⑤自然なネイティブ音声付き

多くの英語参考書に付いている英語音声は発音をとても誇張されたものが多く、実際のネイティブの発音との差があり実践で役に立たないものも多かったです。

 

しかしDistinction2000はネイティブによる超自然なネイティブ発音なので、実践と同じ音で練習することができます。

 

音声はabceedというアプリで無料で聞け、ナチュラルスピードとスロースピードに分かれているので初心者の方にも安心です。

アプリ自体もとても使いやすいですよ!

 

⑥洗練されたカバーデザイン

個人的には、これは地味ですが重要な要素だと考えています。

デザインもかっこいいですが、手触りも最高に良くてずっと触っていたくなる素材です。

 

ライナス
ライナス
私自身このカバーのおかげで、学習時間が大幅に上がっていると思います!

 

⑦Active Recall

Distinction2000には、記憶の忘却パターンを考えて設計された、Active Recallが付いています。Active Recallは各チャプターのはじめに書かれていて、復習の範囲とタイミングを教えてくれます。Active Recallを使えば、自分で復習の範囲とタイミングを考えなくても、最適化された英単語学習を進めることができます。

 

一日1チャプター学習し、Active Recall通りに復習すれば、たった2ヶ月ですべての英単語に六回も出会うことができます。

 

英単語学習においての英単語に出会う回数の重要性については、【1ヶ月で2000語覚える】単語帳を使った超効率的な英単語の覚え方にて詳しく解説しています。

英単語帳Distinction2000はどんな人におすすめか

結論、大学受験や英語資格試験の突破だけでなく、その先にある「実用的な英語力」までを見据えて学習したい人向けです。

 

Distinction2000がすすめの理由

・4技能全てを鍛えられる

・アカデミックとプラクティカルの両方を鍛えられる

・良質な音声が付いてこの値段はコスパ最強

 

英語初心者の方がいきなり本書に手を出すのは難しいかもしれません。この本のターゲットは中級者以上で、初心者の方はまず簡単な英単語帳一冊と英文法を勉強してからがベストなタイミングだと思います。

 

英単語帳Distinction2000の具体的な使い方5選【4技能別】

Distinction2000の具体的な使い方を4技能別で解説します。

①基本編

最も王道な使い方です。まずは英単語帳なので英単語を覚えていきます。

 

具体的なやり方

①アカデミックセクションを読む→見出し語覚える

②プラクティカルセクションを読む→見出し語覚える

③スナップショットセクションを読む→見出し語覚える

④Active Recallで復習する

初めは普通の使い方で英単語を覚えます。Active Recallでの復習も忘れずに、効率的に英単語を覚えていきましょう。

 

②リーディング編

基本編で英単語を覚えたら、次はリーディングに特化した使い方です。

 

3つのセクションを読んでいきますが、特にアカデミックセクションとスナップショットセクションはある程度レベルが高いので、英文法を学んでいない人は先に英文法に取り組むのがベストです。

 

具体的なやり方

①アカデミック、プラクティカル、スナップショットセクションを日本語訳を見ずにそれぞれ読む

②正確に読めない英文は、なぜ読めないのかを分析する(英単語 or 英文法)

③訳を見ずにスラスラ読めるまで繰り返す

②は、英文が読めない原因は英単語か英文法のどちらか(または両方)なので、調べてわかるようにしていきます。

 

③リスニング編

音声を使った学習をします。(音声はabceedのアプリで聞けます。)

 

具体的なやり方

①音声を聞く(アカデミック、プラクティカル、スナップショットセクション)

②これ以上聞いても分からない、となるまで聞く

③英文を確認して、どこが聞き取れなかったか確認

④聞けるようになるまで何度も繰り返す

 

Distinction2000の音声はナチュラルとスローの2種類から選べるので、ナチュラルを聞いて難しいと感じたらスローから始めるのも良いですね。

 

③ライティング編

ライティングで特に使えるのが、アカデミックとスナップショットセクションです。

 

具体的なやり方(基本)

①アカデミック、スナップショットセクションで自分が使えるようになりたい英単語・表現を選ぶ。

②それを使って文章を作る

 

ここでもう少し踏み込んでライティングを勉強されたい方向けに、応用編をご紹介します。

 

応用編

①そのチャプターのテーマについて英語で調べて深堀りする。

②その内容を英語でまとめて書く

私が普段、海外の大学でしているのがまさにこのようなことです。私自身これをすることで、ライティング力が一気に伸びたと感じるのでおすすめです。

 

④スピーキング編

Distinction2000を使う上で最も伸ばしてほしいのがスピーキングです。本書は実践向けの例文としての質が高く、スピーキング練習には最適です。

 

具体的なやり方

①プラクティカルセクションを読んで、使えるようになりたい英単語・表現を選ぶ

②①で選んだ英単語・表現を使って自分で簡単な文章を作ってみる

ここで重要なのが①で英単語・表現を欲張って選びすぎないことです。スピーキングは量より質がないと実践でとっさに使うのは難しいです。最初から量は増やしすぎず、徐々に増やしていくのがおすすめ。

 

【実体験】英単語帳Distinction2000を50周して英語力が爆伸びした話

私は現在Distinction2000を50周ほど回し、本書の学びが私の英語力の根幹になっていると感じています。

Distinction2000は中級者・上級者にも嬉しい分量で、何周しても新たな学びがあります。

 

ライナス
ライナス
私はDistinction2000とはもう少し付き合っていくことになりそうです。 

 

まとめ:Distinction2000は全英語学習者におすすめできる英単語帳の頂点

いかいかがだったでしょうか。

本書Distinction2000は著者Atsuさんの「こんな英単語帳が欲しかった」が詰まっています。私はこれまで何冊もの英単語帳を覚えてきましたが、Distinction2000は別格です。

従来の英単語帳に囚われない全く新しい英単語帳で、すでに英単語帳の域を通り越しています。

是非一度手にとってみてください・

Distinction2000を使って、英語学習を加速させ、どんどん英語力を伸ばしていきましょう。

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