こういった疑問に答えます。
本記事の内容
・英語多読とは
・英語多読を始める前にすべきこと3つ
・【実体験】1000万語読んだら英語力が爆伸びした話
・英語多読の具体的なやり方3ステップ
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、英語学習歴7年目で現在は海外の大学に在籍しています。
また、これまでに英語多読で1000万語以上読んできました。
こういった私が解説していきます。
1.英語多読とは
英語多読とは、その名の通り「英語をたくさん読むこと」です。そして英語多読の一番の目的は’’圧倒的なインプット量を確保すること’’にあります。
日本の英語教育の問題点
日本の英語教育の問題点はいくつかあると考えていますが、その一つに圧倒的なインプット不足があると考えています。現在の日本の英語教育で読まされる英語の量は、せいぜいペーパーバック3分の1程度だそうです。
これでは日本人の多くが英語が苦手な理由に納得ですよね。私たちは英文法の説明を一生懸命日本語で読んでいる一方で、肝心の英語をあまり読めていないんです。
ですが英語多読をすることによってこの問題を解決できます!
英語多読を始める前にすべきこと3つ
英語多読を始める前に注意してほしいことが、英語多読は「ただ英語を闇雲に読めばいいというわけではない」ことです。
そこで英語多読を始める前にしてほしいことが3つあります。
英語多読を始める前にすべきこと3つ
①英語脳
②単語・文法
③英文解釈
一つずつ解説していきます。
①英語脳
1つ目は英語脳です。
「英語脳ってなんだよ」と思われた方もいると思いますが、英語脳とは「英語を日本語を介さずイメージで考える」ことです。
英語脳の作り方は、【簡単】英語脳の作り方を3ステップで解説【結論:イメージ化】にて詳しく解説しています。
英語多読をやるにあたって英語脳はとても重要です。ぜひマスターしてみてください。英語を読むのがとても楽になりますよ。
②単語・文法
2つ目は単語・文法です。
英語多読を始めるにあたって最低限、単語と文法を知っておく必要があります。この知識がないとただ闇雲に読むだけになってしまいます。
単語
単語に関しては、2000語程度収録されている単語帳一冊終わらせてください。
初心者におすすめの単語帳
・Stock3000, 4500(関正生先生)
この単語帳は暗記ブースターというものがあって、とにかく覚えやすいです。初心者の方はこの2冊がおすすめです。(3000は初心者向け、必要ない方は4500からがおすすめ)
英単語の覚え方は、【1ヶ月で2000語覚える】単語帳を使った超効率的な英単語の覚え方にて詳しく解説しています。
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文法
一方文法は、学習量が決まっているので早めにマスターするのがおすすめ。
おすすめの文法教材
・関正生先生のスタディサプリ講座
・真・英文法大全(関正生)
この2つは私が実際に文法学習で使用しました。英文法に関しては関正生先生の右に出る人はいないと思います。とてもおすすめです。
単語と文法は2〜3ヶ月で終わらせられるのを目安にしてみてください。
③英文解釈
3つ目は英文解釈です。英文解釈をするとは「英文法の知識を使って実際にどういうふうに英文を読むかを学ぶこと」です。
英文法に関しては一通り勉強したけど、実際にどう英文を読むかを学びたい方は英文解釈を勉強することをおすすめします。
おすすめの英文解釈本
・肘井学の読解のための英文法(一冊目におすすめ)
・世界一わかりやすい 英文読解の特別講座(関正生)
英語多読を始める前に、英語脳、単語・文法、英文解釈の3つをマスターしていると、英語多読がよりスムーズに進みます!
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【実体験】100万語読んだら英語力が爆伸びした話
現在私は英語多読100万語を達成していて、その過程で起きた変化は以下のとおりです。
英語多読で起きた変化
・1週間:英語を読むのが苦ではなくなる
・1ヶ月:英語でGoogle検索するようになる
・3ヶ月目:リスニング・スピーキング力が上がり、読める内容が高度に
・6ヶ月目:英語が大好きになる
・1年目:英語を使うのが日常になる
1週間で英語力の変化に気づく
最初は大好きなハリーポッターの原書から読み始めました。最初は読むのが遅かったです。しかし、読み始めて一週間ほど経ったときに変化に気づきました。英語を読むのが苦ではなくなっていたのです。このときは正直びっくりしました。いままでやってきた学習法の中で、たった一週間で変化を感じたものはなかったからです。そしてこの時「英語多読は最強だ、これを信じてやり抜こう」と決めました。
1ヶ月目で英語で検索するようになる
自然に英語でGoogle検索するようになりました。そして英語で書かれた情報は圧倒的に多いことに、このとき知りました。
3ヶ月目でリスニング・スピーキング力の変化に気づく
英語を読んでいるだけなのに、リスニング・スピーキング力の変化を感じて驚きました。そもそもリスニングは読めない英語は聞き取れないので、その読める英語が増えたことで上がったと思います。スピーキングは大量に読む中で自然に英語を吸収し、話せる幅が広がりました。
6ヶ月目で英語が大好きになる
ここまで来ると毎日見ていたYouTubeも英語で見る割合が増えて、さらに英語にふれる時間が増えました。
1年目で英語を使うのが日常になる
例えば読みたい小説があって、その原書が英語で書かれていたら英語で読むようになりました。英語を使うのが当たり前になっていました。
英語多読の具体的なやり方3ステップ
英語多読をする具体的な3ステップをみていきましょう。
英語多読の3ステップ
1.素材選び
2.読む(知らない単語飛ばす・推測)
3.毎日継続する
1.素材選び
結論、自分の興味のあるものを読むのがベストです。よく絵本がおすすめに出されますが、私は必ずしもおすすめはしません。
例えば毎日ニュースを読んでいる人は、日本のニュースが英語で書かれたJapan Times。ハリーポッターが好きな人は原書にチャレンジしてみるなど。
結局自分が好きなものを読むのが一番身になります。たとえそれが今の自分の英語力では読めそうになくても。興味のあるものは脳が読もうとしてくれます。私の例でいうとハリーポッターがそうでした。
それでも何を読んでいいか分からない人向けに、いくつかおすすめのサイトを載せておきますね。
おすすめの英語記事サイト
参考までに私がいままで多読素材にしてきたものを紹介しておきます。
いままでに使った英語多読素材
・ニュース ・ハリーポッター ・村上春樹の本(英語翻訳)・大学の教科書 ・その他海外の小説 ・海外のブログ記事 etc.
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2.読む(知らない単語飛ばす・推測)
知らない単語は飛ばしてOKです。気になる単語・表現だけ調べるでいいです。また、あえて意味を調べないことで推測力がつきます。推測力は言語学習には欠かせないもので、例えば人と話しているときに知らない単語に出会って、推測力がなければ困るからです。推測力はとても大切です。
3.毎日継続する
英語学習で最も大切なことは毎日継続することです。特に初心者の人は、英語力の伸びをいち早く感じるために重要です。毎日十分な学習時間を確保していると、おのずと英語力に変化は見えてきます。それが英語学習のモチベーションに繋がります。ぜひ毎日続けてみてください。
まとめ:英語多読が英語力を上げる一番の近道だった
英語多読はいままでしてきた英語学習の中最も効果があった学習法です。
まだ英語多読をしていない人にも是非この体験をしてほしいです。