4技能

【完全保存版】英語多読がおすすめな理由とやり方を5ステップで解説!

悩んでいる人
悩んでいる人
英語多読ってよく聞くけど、実際どうやるの?たくさん英語を読むことで、本当に英語力が伸びるのか不安で一歩踏み出せない!英語初心者の僕でもわかるように解説してほしい!

こんなお悩みを解決します。

 

本記事の内容

・英語多読とは?
・英語多読がおすすめな理由5つ
・英語多読をする手順5つ
実体験:英語多読を始めて2週間で英語の見え方が変わった話
・英語多読をするときの注意点3つ

 

本記事の信頼性

本記事を書いている私は英語歴7年目です。趣味で英語を始めて、今では海外の大学に在籍しています。

今回は、英語多読がおすすめな理由とやり方についてご紹介します。

 

実際、私は本記事でご紹介する手順で多読を継続し、英語力が大幅に伸び海外大学を生き抜く英語力の土台ができました。

 

本記事では、どうして英語学習において多読が重要なのかとやり方について解説していきます。

英語多読をする上での注意点についてもご紹介するので、より効果的に英語多読をできるようになりたい方は、最後までじっくりと読んでみてください。

 

英語多読とは?

英語学習をしているとよく’’英語多読’’という言葉をよく聞きますが、実際どのようなものなのでしょうか。英語多読とはその名前の通り英語を多く読むことですが、ただ読めば良いというわけではありません。

英語多読とは’’正しいやり方で多くの英語に触れる’’こと

英語多読は結論、「正しいやり方で多くの英語に触れること」です。これが私が考える英語多読です。

では正しいやり方とは一体何なのかについて触れていきます。

英語は英語で考えるべき

これは私が英語を学習する上で最も大切にしている考え方の一つで、

英語を英語で考えるとはつまり、母語(日本語)を介在させずに英語だけで考えることで「英語脳」とも呼ばれています。この英語脳を鍛えるのに英語多読がとても有効なのです。

英語脳の考え方を少し解説すると、普段私達は日本語で物事を考え話していると思います。例えば「建築物」と聞くと頭の中で建築物をイメージしますよね。そのイメージを英語と結びつけるのです。英語を日本語で覚えるのではなくイメージで覚えるのです。そのイメージを想起するために一時的に日本語の力を借りますが、最終的には日本語のイメージは脱落させて英語とイメージを結びつけます。

この英語脳ですが、実はみなさんも無意識にできている英語があると思います。例えば「I love you」と聞いてわざわざ「愛している」と日本語に訳してから理解する人は少ないと思います。また「Apple」と聞くとりんごのイメージが頭の中に出てきますよね(Apple社のロゴかも)。英語脳を作るとは、この’’イメージ’’で理解できる英語を増やしていくことです。

 

日本語英語脳

英語脳

 

最初は日本語で理解し、徐々に英語を英語で理解できるようにしていきます。英語脳のメリットは日本語を介在させないので、読む聞く話す書くが段違いで早くできるようになることです。

多読をするコツは楽しむこと

英語多読を成功させるコツは読むことを楽しむことです。

言語習得において夢中になることはとても大切で、夢中は言語習得を成功へ導いてくれると感じています。そして多読は夢中になることにおいては最強です。なぜなら自分の興味があるものを読めるからです。

私の場合ですが、私はもともと村上春樹さんの大ファンで、彼の作品の多くが英語に翻訳されていることも知っていました。そこで英語でも村上春樹が楽しめたらいいなと思い多読を始めたのがきっかけです。

このように英語多読は言語学習と自分の興味・関心と結びつけることができるのです。

いくつか例を挙げると、

・ハリーポッターを原書で楽しみたい!

・宇宙に興味があり、英語で情報収集!

・村上春樹を英語で読む!(個人的におすすめです!)

このように英語多読は単に英語だけを学ぶのではなく、他の目的意識を持って取り組むことができるのです。

英語多読がおすすめな理由5つ

ここからは英語多読がおすすめな理由を5つご紹介します。

英語多読にはさまざまなメリットがあり、それを知るとますます英語多読をしたくなると思いますよ!

理由①:英語でなにかを学べる、楽しめる

先程も言いましたが、英語多読は自分の興味関心のあることを英語で楽しめます。

私の経験則ですが英語は英語を学ぶのではなく、英語でなにかを学んだり楽しんだりするほうが遥かに伸びると思います。言い換えると他の目的意識の先に英語がある方が良いということ。

そしてこの考え方のもう一つのメリットは、仮に英語力の伸びが感じられない期間があっても(英語学習をしていれば必ず通る道)、罪悪感や焦りが無くなることです。英語でなにかをしていれば、仮に英語力が伸び悩んでもそれ以外のことを一緒に吸収しているので、時間の無駄に感じることがありません。これは非常に大きいメリットでより英語学習を継続させやすくなります。

理由②:4技能全てが向上する

理由2つ目は、英語多読は4技能全てをを伸ばせることです。

英語の中でリーディングはピラミッドの一番下の土台の部分です。土台がより広く厚くなればなるほど他の技能の底上げになるんです。

 

また他のどの技能を学習する際もリーディングの能力は使うので、その力を最初に伸ばすことで学習の効率が格段に上がります。

 

当たり前のことですが、読めない英語は聞き取れないし、書けないし、話せません。

よく英会話から始める人がいますが、それは効率が悪すぎます。まずはリーディング、その次にリスニングと来て(ライティングは飛ばしてもOK)最後にスピーキングをするのが正しい英語学習の順番です。

 

理由③:英単語を正しく覚えられる

理由3つ目は英単語を正しく覚えられるです。

英単語を正しく覚えるとは、正しい使われ方(コロケーション)で覚えるということです。日本人は英単語帳を使った英単語学習が一般的。もちろん最初はそれも大事なのですが、ある程度必修の単語を覚えてきたら実際に英文を読んで、その単語がどのように使われるかを知る必要があります。もちろん単語帳には例文が記載されていますが、それだけでは不十分です。さまざまな場面・ニュアンス・文法のなかでの使われる単語に大量に触れることで、その単語の正しいイメージが形成されるのです。

理由④:英語が怖くなくなる

4つ目の理由は、英語への抵抗感がなくなることです。

普段から英語に慣れ親しんでいると、ふとした時に英語が怖くなくなっていることに気が付きます。私の場合ですが、英語多読を始めて一ヶ月ほどで英語でGoogle検索していました。

また英語多読は読めば読むほど自信がつき、その自信との相乗効果でさらに英語が読めるようになります。

 

英語多読の経過

①英語をたくさん読む

②英語力が上がる

③自身がつく

④英語に触れる時間が増える

⑤英語力が上がる

 

結果このような好循環のループにハマり、英語が大好きになります。

 

理由⑤:本当の英語力が身に付く

5つ目は本当の英語力が身に付くことです。

これは先程の英語脳の話にも繋がってきますが、日本の英語教育の一つに’’翻訳’’が挙げられます。英語を日本語に訳して学習するスタイルですね。日本の英語学習はその傾向がとても強いです。

しかし、本来英語力とは英語を日本語に訳す翻訳力ではないはずです。本当の英語力とは英語を英語のまま理解する力(英語脳)です。

翻訳とは、例えば海外で有名な本を日本語に翻訳して、日本でも入通させるといった行為です(素晴らしい仕事で私も翻訳家に憧れています)。翻訳とは、英語力とは全くかけ離れた能力で、英語をできるようになりたい人が鍛えるべき能力ではないのです。

このように英語力を鍛えるとは、すなわち英語脳を鍛えることなのですが、これを鍛えるのに英語多読がとても有効なのです。

英語多読でたくさんの英語に触れることで、英語の感覚が養われていき英語脳が育っていきます。

英語多読をする手順5つ

英語多読のメリットがわかったところで、次は実際に英語多読を始める際の具体的な手順について紹介していきます。

 

多読をする手順

手順⓪:多読を始める前に準備するもの

手順①:実際に読み進める

手順②:知らない単語・表現にチェックをつける

手順③:覚えたい単語・表現を例文と一緒にメモする

手順④:メモを覚えて語彙力を上げる

手順⑤:推測読みを実践する

 

手順⓪:多読を始める前に準備するもの

多読を始める前に多読するものを選びましょう。

無数の英語多読素材がありますが、基本的には自分の読みたいものを選ぶのが良いですです。たとえ今の自分の英語力より高い英語で書かれていても、興味があるものを選ぶほうが、結果英語力の伸びも早いです。

 

自分の読みたいものがあまり思い浮かばない人のために例を挙げると、

・洋書 ・ネットニュース記事(CNN、BBC、Japan Times) ・ブログ記事

などがありますね。重要なのは自分の興味・関心があるものを選ぶことです。

 

私は村上春樹さんの大ファンで、村上春樹さんの英訳ペーパーバックを読み漁っています!(村上春樹さんは世界的にも有名で彼の作品の多くが世界中の言語に翻訳されていますよ!)。

手順①:実際に読み進める

実際に読むものが決まったら、次は実際に読み進めていきます。

 

ここで読み進めていくにあたっての注意点をいくつか挙げておきます。

 

読み進める時の注意点

・内容理解に重きを置く

・気になる単語だけ調べる

・多読に慣れるまでは難しくて当然

・知らない単語が多すぎる場合は他のものに変える(最低7〜8割以上知っている単語が含まれていると良い)

手順②:知らない単語・表現にチェックをつける

読み進めていく中で出会う知らない単語・表現にチェックをつけます。

重要なことは、ここでは意味は調べません。知らない単語に出会うたびに調べていては、いつまで経っても読み終わらないです。そこで紙の本ならチェック、電子ならメモやマーカーを引いておいて後で調べられるようにしましょう。

 

一段落したらチェックした単語の意味を調べましょう。

単語を調べる際ですが、日本語訳で調べても英語訳で調べてもどちらでも構いません。ただ日本語で調べた際は日本語の訳で覚えるのではなくその日本語のイメージと英単語をくっつけて覚えるようにしましょう。こうすることで英語脳が作られていきます。

手順③:覚えたい単語・表現を英文と一緒にメモする

次に調べた単語・表現を英文と一緒にメモします。

ここで重要なのが出てきた文章も一緒にメモすることです。そうすることでその単語が文章の中でどのように使われているかも覚えることができます。単語の意味だけを覚えるだけでは不十分なのでぜひ文章と一緒に見る癖をつけましょう。

注意点ですが、メモの取りすぎは禁物です。メモを取ることに囚われすぎて、肝心の多読の量が減ってしまうと元も子もありません。

私は「この表現スピーキングで使いたいな」と思ったものはメモして後で見返せるようにしています。

手順④:メモを覚えて語彙力を上げる

多読に慣れてきたら、推測読みで語彙力を上げていくことができますが、始めたばかりの頃はなかなか難しいです。そこで調べた単語のメモを見返すことで語彙力を上げていくのが良いです。

手順⑤:推測読みを実践する

推測読みは英語学習において重要な能力です。

仮に重要な場面で知らない単語が出できたときに、普段から推測読みを練習していれば、その場で意味を推測できる可能性が上がるからです。

英語多読をするときの注意点3つ

最後に英語多読をする際の注意点についてお話します。英語多読はただ闇雲に読めばいいというわけではありません。正しいやり方を実践してその効果が発揮されるのです。

ではさっそく見ていきましょう。

 

その①:英語初心者はまず基礎固め

大前提として英語学習を始めたばかりの方は、基礎固めを優先する必要があります。英語の基礎とは、基礎単語・文法です。基礎単語の基準は単語帳一冊、文法は文法書一冊でいいです。3ヶ月でで終わると思うので頑張りましょう。ここを乗り越えれば、あとは楽しい多読が待っています。

 

その②:内容理解を優先する

英語多読で重要なのはこの内容を理解したい、楽しみたいという目的意識です。無機質な英語を読まなくていいのが英語多読の良さであり、そこをもっと楽しむことで英語を学ぶから英語で学ぶへ変わっていきます。

 

 

その③:ある程度の質をもって読み進める

英語多読は英語をとにかくたくさん読むという学習方法ですが、ただ流し読みすればいいということではありません。

 

最初の頃は流し読みになるのは仕方ないですが、慣れてきたらより正確に読もうと意識しましょう。

 

実体験:英語多読を始めて英語の見え方が変わった話

私は英語多読を始めてから明らかに自分の英語力に変化があったと感じています。

まず英語が好きになりました。自分の読みたいものを英語で読むという行為がどれほど楽しいことなのかを知れました。

そして英語力が伸びました。伸びを感じたのは英語多読を始めてわずか二週間ほどでした。そのとき読んでいたのは海外のニュースサイトとハリーポッターなのですが、英語力がここまで短期間で伸びたと実感できたのは始めてでした。このとき私がいままで取り組んできた学習の中で最も効果が高いと確信しましたね。

そしてなにより英語多読は、英語以外のものが得られるんです。これが一番のメリットだと感じています。英語で学ぶ。

まとめ:英語多読を通して英語を知ろう!

英語多読は楽しみながら英語を学べる最強の英語学習法です。

英語多読を正しく行って、楽しい英語ライフを満喫しましょう!